bastidores -楽屋-を観劇しました
3/28(木)、ウエストエンドスタジオで行われたbastidores -楽屋-という舞台を見てきました。
ラブライブサンシャインの高海千歌役、伊波杏樹さんが出演されるということで、注目していた方もいるのではないでしょうか。僕もその一人です。
で、こちらの作品が、もう……それはもう!素晴らしかった!!ので!伊波杏樹さんのファンとしての目線で感想文を書いてみます。
お話のネタバレが含まれているので観劇予定の方は見ないでくださいね!!じゃあ書くなって!?ごめん!!語りたいんだ!!
まず劇場に入り……は??ステージが近い。僕は幸いにも早めの整理番号だったので、前から2列目の真ん中付近で観られました。150人ほどのキャパとは聞いていましたが、そんな距離で……?本当に目の前だったんですよ……いいのか……
着席した時点で、既にステージにはスタッフの方と、他に何名かいらっしゃり、今回の舞台のパンフレットの販売をされていました。
ははーん芸人さんのライブで下っ端が前説するみたいなもんか??と思っていたら今回の舞台のメインもメインの俳優の岩崎大さん他演者の方々でした。大変失礼しました……パンフは2種類セットで買いましたので許してください……
(舞台を生で観劇するのは2度目の新参者なので作法に詳しくないのです、、そういうものなんですね?)
さて今回の舞台は、3本の短編ストーリーで構成されており、どれも舞台の楽屋がテーマとなったお話です。
ジャンルとしてはコメディ調のもので、どれもたいへん面白く、客席からは笑い声が絶えませんでした。僕も声を上げて笑わせていただきました。
ところで、伊波杏樹さんはお笑いが趣味なのはご存知の通りです。以前俳優さんがコントを行うお笑いのライブに参加されていたこともありますね。そこでも発揮されていたのですが……笑わせる演技が本当に面白いんですよ。漫才やコント的な笑いの"間"というか、台詞のタイミングやスピード感が絶妙なんです。
なので、冒頭で「これは笑えるお話ですよ」というシーンを見た瞬間から「これは面白くなるぞ……!」というわくわく感でいっぱいでした。
話は戻りまして、伊波杏樹さんはなんと3本中3本全てのお話に登場し、特に2本目のお話ではメインと言っても良いくらいの大変美味しい役どころでした。嬉しい……
しかもですね、2本目は、これがもうめちゃくちゃに可愛いんですよ。可愛かったんですよ!!まじで!!最近ファンミではイケメンな演技を連発されていたので忘れていましたが、伊波杏樹さんはあざと可愛い演技をさせてもホームランを連発するんですよね。今回はそんな可愛らしい、それもふわふわ甘々なタイプの役柄でした。あの溶けるような声で可愛らしい演技をされるので悶えること必至です……。
それぞれのお話を簡単になぞってみます。
1作目
気弱な俳優が、ベテラン俳優と演出家との喧嘩に巻き込まれてしまい、説得を頼まれるも上手く行かなかったり、嘘をついてごまかしたり……というお話でした。
「嘘」がテーマで、登場人物それぞれが騙し騙され、必死にごまかしたりする姿がとてもおもしろかったです。登場人物のキャラクターが濃く、台詞回しなんかも笑いました。アンジャッシュ的なすれ違いコントのような面白さもありましたね。アニメのネタなんかも取り入れられてて、若い方にも向けられていたのかな?と思いました。
伊波杏樹さんは演出家の補佐のエリ役として登場しました。仕事に真面目な女性の役かと思いきや、唐突に一人称が「あたち」になって「~すりゅ」みたいな蕩けるような声色になって甘える暴力的な演技が飛び出してきたり、逆にめちゃくちゃ罵ってくる台詞があったり、ヤバかったです。めちゃくちゃ可愛かったです。ラストシーンの演技は必聴。ポニテなのもめちゃくちゃよかった……!!!
千客万来、拍手喝采。
2作目
問題のやつです。
舞台の楽屋に、普通の人間には見えない一人の妖精が住み着いていて、過ごしている役者たちに色々なイタズラをしていくお話。
ライトやBGMを使った、魔法のような演出が素敵で、超常の世界に迷い込んだかのようでした。持っているバッグが急に重くなったり、見えない壁にぶつかるといったパントマイムの演技をされている細身慎之介さんの技術が素晴らしかったですし、不思議な力を得たと勘違いするおおたけこういちさんのくだりが最高に面白かったです。時間を巻き戻すあたりのネタはわかっていても笑いましたし、シリアスっぽいシーンでも笑いを挟んでくるのでニヤけを抑える暇がなかったです。
伊波杏樹さんは、そんな人間には見えない妖精の役として登場しました。白いひらひらの衣装を身にまとい、ステージを所狭しと駆け巡り、机に乗っかり、足をぷらぷらさせ、とにかく自由に振る舞う、子供っぽい舌っ足らずな声色の役でした。ヤバくないですか?ヤバかったんですよ。
見えない妖精を「亡霊」と思って忌避する役者たちに対して、怒ってほっぺたをふくらませたり、突っつくふりをして茶化したり、勝手に置いてあるコーヒーを飲んだり、階段の手すりにぶら下がって遊んでいたり……とにかく台詞外のシーンでも自由奔放で目が話せない。途中の役者の「可愛い……」という台詞にはこぞって「わかる」と頷く客続出だったことでしょう。
で、ですね(ここから一番言いたかった事ゾーン)
そうやって飛ぶわ跳ねるわしてステージを行き来する伊波杏樹さんがとにかくすごかったんですよ。全身を使って楽しそうに動き回る姿は正に妖精、他の役者さんに抱えられてくるっと回ってなんていう協力を見せるところもあったり。
なんですが、そんな動き回る中でなにげなーくですね、立った姿勢から地面に両手をついて、くるっと一回転して着地という動きを見せたんですね、
……ちょっ、ちょっと待ってくれ。
これ、ミラクルでウェーブなアレのやつでは?????????????????
見間違いでなければあれはロンダートというヤツでした。あまりダンスに詳しくないので厳密には違ったりするのかも知れませんが……まだバク転までは行きませんが、そのムーブをキメた瞬間に観客席から少し声が漏れたのはきっと気のせいじゃないはず。俺もしばらく開いた口が塞がらなかったです。事も無げに技を魅せてくれた姿に、感動と、安心感と、感謝が芽生えてきました。
これは今回の舞台とは関係のないお話でしたが、やっぱり伊波杏樹さんはすごい、と思いました。彼女ならきっと大丈夫。やってくれる、という確信を得ることが出来ました。例のやつ、楽しみですね……!!
3作目
開場まで残り時間が少ない中、俳優たちに起きる色々な事件。無事に舞台を始めることはできるのか、というお話でした。
もうとにかく笑い全振りのお話で、3作の中で一番笑ったと思います。次々襲い来る問題の数々、真面目にやっているはずなのにメイク途中の変な顔のせいで面白く進められるお話。ステージ上でまさかガチであの道具使うとは思ってませんでした。大変だ……
最後の感動的に見せかけた変なシーンから、じわじわこみ上げてくる笑いがとても好きでした。終劇後の謎ミュージカル?みたいなやつで持ってる物を順番に歌ってくとこも面白かったですね。
伊波杏樹さんは舞台監督の役。といっても、メインは俳優役の方々のお話なので今回は脇役の位置でしたが、ある意味では被害(?)を受けずに済んだとも言えますね……。途中で諦めかけて愚痴る所が面白かったです。
総括
全編通して、とにかく笑いっぱなしで疲れるほどでした。始まる前はどんなお話かわからなかったのでドキドキでしたが、終わってみると楽しかった、面白かった、最高の舞台でした。
ハコが小さいからか、役者さんと観客の距離が物理的にもそれ以外でも近くて素敵でした。開演前からわいわいお話されていたり、気温は大丈夫ですかー?と問いかけてきたり、終演後の物販で岩崎さんが直接グッズを渡してくださったので、「楽しかったです!」と声をかけることが出来たり。
やっぱり生で見る演技は迫力が違いますね。細かい動きなんかもしっかり見られたのでとても満足です。今回は、飛び散る汗なんかも見られましたねw
伊波杏樹さんに関しては、もう何度も書きましたがとにかく可愛かった。マジ。脚本家さん、岩崎さん、ありがとう。ありがとう……!!もちろんそれだけでなく、表情や細かい動きなんかの演技がとても素晴らしかったですね!2作目の妖精はもちろんのこと、エリ役でも走り回ったりどたばたで大変だったと思われます。本当にお疲れ様でした。
今回の物販ではパンフレット、台本、Tシャツ黒、ブロマイドAと購入しました。パンフは白と黒、どちらも伊波杏樹さんが可愛いのでセットでマストバイです。お金に余裕があればブロマイド3種類とか、くじとか、2作目で使われたポーチとか、色々買ったんだけどな…………!!!!ぐうう(それでも予定より買いすぎてはいる)
あと公演DVDの通販もやるらしいので、伊波杏樹さんのファンの方は購入したほうがよいです。俺はポチりました。是非見て欲しい。素直に面白かったですし、何よりも、あの伊波杏樹さんの可愛さを見て欲しい。
長々と書きましたが、感想は以上となります!
伊波杏樹さんに連れてこられた観劇の世界、やっぱり素敵ですね。これからも追っていけるといいな……!